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【分析官のメモ #13】フランクフルト vs レンジャーズ UEL決勝

『分析官のメモ』とは

Jリーガーの個人分析官として活動する筆者が、毎週10試合以上の試合を見ながら記録したメモの一部を公開する企画です。
「どのような視点から試合を見ているのか」サッカーに関わる皆様のヒントになれば幸いです。

  • より深く分析した試合レビューも定期的に配信していきますので、そちらも是非ご覧ください!
  • 筆者へのお問い合わせはTwitterから https://twitter.com/niwatori_foot

「分析官のメモ」第12回です。

今回は日本時間の2022年5月19日に行われたUEL決勝フランクフルト vs レンジャーズの試合を取り上げようと思います。

注意:実際に私が試合中にメモをした画像を利用するのでかなり汚いものになっています。メモの中で書いていることは記事内でも書かせていただくのでご容赦ください。

両チームのスターティングメンバーは

フランクフルト3-4-2-1

レンジャーズ4-3-3

フランクフルトは守備時3トップの3人は基本中央へのパスコースを遮断し、IHは相手のアンカーとIHの間に立ち、3トップに合わせて人を捕まえに行く。

対するレンジャーズは右SBターヴァ―ニアが高い位置を取りフランクフルトの左WBコスティッチを下げさせる。そのスペースは右WGライトが絞ることで生み出していた。

またビルドアップのサポートで右IHのジャックが降りる。

そこで開けたハーフスペースを右SBがドリブルで利用するなどをする。

レンジャーズは守備時前からプレスをかけるのはではミドルドーンでブロックを組み、フランクフルトの得意とする攻守の切り替えの早い展開ではなく、スローペースの試合展開を作る。

それにフランクフルトは左シャドーの鎌田選手が降りて楔の役割を担い、ここから攻撃を展開していく。

左サイドのタッチラインは左WBコスティッチが1人でアップダウンを繰り返し、縦突破からのクロスでチャンスを生み出す。

以上が今回公開するメモの全てになります。

今節はお互いリスク管理に重きを置いていたためアグレッシブな展開とは言い難いものでしたね。

その中で両チーム人数をかけずに攻撃を完結させていてのはさすがでした。

そのゲームの優勝はフランクフルトで鎌田選手・長谷部選手共に素晴らしい活躍でしたが特に長谷部選手は年齢を感じさせない体を張った守備を見せていたのは貫禄すら感じるものでカイザーたる所以を示すプレーでした。(代表復帰してほしい…)

フランクフルト優勝おめでとうございます!!

最後に皆さんの中で「この試合の分析が見たい」などの希望などありましたら、TwitterのDMからご連絡いただけると嬉しいです。


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