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【分析官のメモ #10】トッテナム vs アーセナル PL第22節 

『分析官のメモ』とは

Jリーガーの個人分析官として活動する筆者が、毎週10試合以上の試合を見ながら記録したメモの一部を公開する企画です。
「どのような視点から試合を見ているのか」サッカーに関わる皆様のヒントになれば幸いです。

  • より深く分析した試合レビューも定期的に配信していきますので、そちらも是非ご覧ください!
  • 筆者へのお問い合わせはTwitterから https://twitter.com/niwatori_foot

「分析官のメモ」第10回です。

今回は日本時間の2022年5月13日に行われたPL22節トッテナム vs アーセナルの試合を取り上げようと思います。

注意:実際に私が試合中にメモをした画像を利用するのでかなり汚いものになっています。メモの中で書いていることは記事内でも書かせていただくのでご容赦ください。

両チームのスターティングメンバーは

トッテナム3-4-3

アーセナル4-2-3-1

アーセナルは守備時ハイプレスを仕掛ける際に2列目のサカ、ウーデゴール、マルティネッリの3選手はダブルボランチのホイビュアとベンタンクールを消し、ボールがサイドに出たタイミングでプレスを開始する。

対するトッテナムは場合に応じて左右のWBのセセニョンとエメルソンが下がりプレスの逃げ道を作った。

トッテナムは右WGのクルゼフスキが基本中に絞っているが、タッチラインに張る場面もあり、その時右WGのエメルソンがインナーラップをする。

右サイドからの攻撃の時左WBは斜めに入り込み、ボックス内に入ってくる。

トッテナムは左ストッパーが高い位置を取り、相手の右サイドハーフのサカをピン止めし、その開けたスペースをボランチのホイビュアがそのスペースを埋め、ビルドアップを安定させる。

CFのケインが降りてくることで楔の役割を担い、そこから人数をかけている左サイドに展開する。

対する右SBのセドリックが左WBのセセニョンに出ていくためその裏のスペースを狙う左WGのソン・フンミンをCBのホールディングが対応する。

その対応が後手を踏んでしまったことで退場となってしまった。

以上が今回公開するメモの全てになります。

今節の結果でCLの出場権獲得争いが更に熾烈を極めることになりました。

残す試合はトッテナム:バーンリー・ノリッジ、アーセナル:ニューカッスル・エヴァ―トンです。

どちらのチームも残留争いのかかったチームとの対戦が控えているのでまだまだ何があるかわからない終盤戦になりそうですね。

最後に皆さんの中で「この試合の分析が見たい」などの希望などありましたら、TwitterのDMからご連絡いただけると嬉しいです。


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