『分析官のメモ』とは
Jリーガーの個人分析官として活動する筆者が、毎週10試合以上の試合を見ながら記録したメモの一部を公開する企画です。
「どのような視点から試合を見ているのか」サッカーに関わる皆様のヒントになれば幸いです。
- より深く分析した試合レビューも定期的に配信していきますので、そちらも是非ご覧ください!
- 筆者へのお問い合わせはTwitterから https://twitter.com/niwatori_foot
「分析官のメモ」第6回です。
今回は日本時間の2022年5月4日に行われたCL準決勝2stレグ ビジャレアルvsリヴァプールの試合を取り上げようと思います。
注意:実際に私が試合中にメモをした画像を利用するのでかなり汚いものになっています。メモの中で書いていることは記事内でも書かせていただくのでご容赦ください。
ビジャレアル4-2-2
リヴァプール4-3-3
ビジャレアルは2トップの一角のジェラール・モレノが右に流れる。
右SHのロ・チェルソがそれに合わせて中に絞ってトップ下のような役割を担う。
またボランチのキャプーがロ・チェルソとジェラール・モレノの動きを見ながら右サイドのスペース(特にリヴァプールの左SBの裏)を狙う。
ビルドアップは右SBのフアン・フォイスが最終ラインに参加し、3バックを構成。
対するリヴァプールはいつも通り3トップを中心にハイプレス。
ビジャレアルは守備時ハイライン・ハイプレスを仕掛け、後ろから人を捕まえに行く。またボランチのキャプ―が相手のパス回しの中心であるチアゴにマンマークをつく。
リヴァプールは右IHのナビ・ケイタが空くがそこもビジャレアルのCBのパウ・トーレスがが飛び出し対応をする。
後半からリヴァプールは左WGにルイス・ディアスを配置。それによって彼がタメを作り、攻撃にギャップを生み出す。
これによってリヴァプールは左は遅攻、右は速攻で攻撃を仕掛ける。
対するビジャレアルは前半でガス欠をしてしまい、中盤のスペースが間延びをし、そのスペースを両IHのチアゴとナビ・ケイタが使い攻撃を仕掛ける。
以上が今回公開するメモの全てになります。
この試合の結果により、決勝のチームが1つが決定しました。
もう一つのチームはどこになるのか、18-19の決勝カードであるレアルマドリードになるか、それとも昨季のCL決勝進出チームでもありPLの優勝争いもしているマンチェスターシティか。
どちらになっても決勝前のプレビューができればと思っているのでよろしくお願いします。
では最後に皆さんの中で「この試合の分析が見たい」などの希望などありましたら、TwitterのDMからご連絡いただけると嬉しいです。