『分析官のメモ』とは
Jリーガーの個人分析官として活動する筆者が、毎週10試合以上の試合を見ながら記録したメモの一部を公開する企画です。
「どのような視点から試合を見ているのか」サッカーに関わる皆様のヒントになれば幸いです。
- より深く分析した試合レビューも定期的に配信していきますので、そちらも是非ご覧ください!
- 筆者へのお問い合わせはTwitterから https://twitter.com/niwatori_foot
「分析官のメモ」第4回です。
今回は日本時間2022年4月27日に行われたCL準決勝1stレグマンチェスターシティvsレアルマドリードの試合を取り上げようと思います。
注意:実際に私が試合中にメモをした画像を利用するのでかなり汚いものになっています。メモの中で書いていることは記事内でも書かせていただくのでご容赦ください。
最後に2ndlegの予想も軽く書いたので最後まで読んでくれると嬉しいです。
マンチェスターシティ 4-3-3
レアルマドリード 4-3-3
シティはビルドアップ時SBのジンチェンコとストーンズ(前半途中からフェルナンジーニョ)がアンカー脇のポジションを埋めながらビルドアップサポートを行い、前線に攻撃参加をする。
またレアルマドリードの3トップの裏のポジションを先ほど記述したアンカーのロドリとSBが狙いプレス回避をする。
レアルマドリードのハイプレス時、相手を引き付けながら左CBのラポルトのロングフィードを使い、裏返しを狙う。(PL32節のリヴァプールから採用された戦術)
もしくは右IHベルナルド・シウバがアンカー脇に降りてボールを引き出す。
対するレアルマドリードはWGのホドリゴとヴィニシウスはシティのSBの時ジンチェンコとストーンズをケアしながら絞ってプレスをかける。
シティは守備時4-4-2でハイプレスをかけ、前から人を捕まえに行く守備を見せる。
最終ラインはそこまで高くせずロングボールでの裏返しをケアする。
今回公開するメモは以上になりますが最後に少し今回の結果を踏まえて2ndlegのポイントをお話しすると
まず両チームの怪我人が復帰できるか、特にシティの右SBのウォーカー、マドリードのアンカーのカゼミーロが復帰できるとなると今節のような点の取り合いになることは恐らくなく、ウォーカーとヴィニシウス、デブライネとカゼミーロというマッチアップが見られ、この戦いが次節の重要なポイントになると考えられます。
また次節はマドリードホームのベルナベウ。今期のCLにおいてドラマを起こし続けていたこのスタジアムの雰囲気にシティの選手がどれだけ影響されないかとマドリードの魔法使いモドリッチがどのようなプレーをするかがポイントです。
かなり簡単ですが以上の二点に注目してみてください。
戦術については2ndleg終了後にまた投稿しようと思うのでそちらも楽しみにしていてください。
また皆さんの中で「この試合の分析が見たい」などの希望などありましたら、TwitterのDMからご連絡いただけると嬉しいです。