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【分析官のメモ #2】インテル vs ACミラン コッパイタリア準決勝2ndleg

『分析官のメモ』とは

Jリーガーの個人分析官として活動する筆者が、毎週10試合以上の試合を見ながら記録したメモの一部を公開する企画です。
「どのような視点から試合を見ているのか」サッカーに関わる皆様のヒントになれば幸いです。

  • より深く分析した試合レビューも定期的に配信していきますので、そちらも是非ご覧ください!
  • 筆者へのお問い合わせはTwitterから https://twitter.com/niwatori_foot

「分析官のメモ」第2回です。

今回は2022年4月20日(日本時間)に行われたコッパイタリア準決勝2ndlegインテル vs ACミランの試合を取り上げようと思います。

注意:実際に私が試合中にメモをした画像を利用するのでかなり汚いものになっています。メモの中で書いていることは記事内でも書かせていただくのでご容赦ください。

この試合両チームのスターティングメンバーは

インテル 3-5-2

ACミラン 4-2-3-1

の並びになった。

ミランはビルドアップ時右ボランチのベナスル選手が降りてビルドアップをサポート。それによってダブルボランチは斜めの関係になる。

対するインテルは2トップが両CB、左IHが降りる右ボランチ、アンカーが左ボランチ、右IHが左SBをチェックしプレスをかける。

左WGの選手には右WBが対応する。そのため左SBには右IHがチェックに行く。

インテルは攻撃時左IHのチャルハノールが開いてスペースを空け、そのスペースに左ストッパーのパストーニがドリブルで持ち運ぶ。

ミランのトップ下のケシエがインテルのアンカーのブロゾヴィッチをマンツーマンでマークする。

このマンツーマンのマークにより左のストッパーのパストーニの持ち運びが容易なる。

ミランはよりビルドアップを安定させることにより右ボランチのベナスルがDFラインまで降りる。そのポジションはCBの間に降りる。

その際インテルは5-3-2のブロックを形成する。

それによってビルドアップは安定しない。

ミランは前半の停滞した攻撃を修正するために後半からトップ下に小回りのきくブラヒム ディアスを投入し、FWと近い位置をとらせる。

また後半から左ボランチになったケシエをビルドアップ時左SBの位置におろす事で左SBに高い位置を取らせることができる。またそれにより左WGを絞らせ、中央に人数をかけることができた。

以上が今回公開するメモの全てになります。

皆さんの中で「この試合の分析が見たい」などの希望などありましたら、TwitterのDMからご連絡いただけると嬉しいです。


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