レベルの高い大学サッカーでは、トップチームに上がることすら難しいと言われている。そのため、多くの選手が余裕を持てないまま1、2年生の時期を過ごすことになるだろう。
しかしながら、ステップアップを志して進んだ大学で「どれだけ将来を見据えて時間を使えるか」こそが、4年後の卒業時期に進路の選択肢を広げるための最重要ポイントになるのも事実。
本記事では、そんな大学サッカーに足を踏み入れた新1年生の選手たちに伝えたい「他と差がつく絶対にやっておくべき3つのこと」についてまとめてみた。
※トレーニング内容に言及するものではありません。ステップアップのために重要な“トレーニング外活動”に絞ってご紹介します。
“武器”を見極める
「自分の強みを活かせ!」
「お前の特長はなんだ?」
こうした言葉は、どんな選手でも言われたことがあるだろう。
しかし、この“強み”や“特長”という言葉は、なんとなく使われている場合が大半で、選手を選ぶ側からすると何の意味も持たないケースが多い。
「強みはドリブルです」
「スピードが特長です」
「高さでは負けません」
そんな選手たちが無限にいる世界では、もう一段階踏み込んで自分の武器を整理していく必要がある。
“武器”を見極める4つの観点
自分の”武器”を見極めるために、以下4つの観点を常に考えておかなければならない。
スポーツには調子の良し悪しが付き物。だからこそ、どんな調子でも発揮できる能力以外は武器になり得ない。
大学卒業時の22〜23歳では、プロリーグでプレーする選手と同じ目線で評価されるため、今のうちから国内外の同世代選手と自分を比較して武器を見極める。
「得点する」もしくは「失点を防ぐ」という結果に繋がらない“強み”や“特長”は評価されない。自分の強み・特長がどのように結果を生み出しているのかを整理しておく。
武器は適切に発揮できなければ意味がない。もし仮に“ドリブル”が特長ならば、
- どんな状況だとドリブル能力を活かせるか
- その状況を作るためにどんな準備が必要か
- どんな流れ・タイミングに発揮すると効果的か
などを理解し実行できるようになるまで追究し続ける。
今までなんとなく考えていた強みや特長を、改めてこれら4つの観点から見直すことで、本当の意味で”武器”と言える能力を見つけられるはずだ。
また当然、成長に伴い”武器”が変化することもあるため、これらの観点を常に持ち続けながら自分の武器を磨いていくことが何より重要となる。
なんとなく強みを伸ばそうした四年間より、 明確な”武器”を磨いた四年間の方が、はるかに大きな成果へ近づけることは言うまでもない。
PV・CVを作成する
大学4年生になって困る選手は、たいてい「PV・CVを持っていない」という問題に直面している。
PV・CVは、海外へ挑戦する際には必ず用意しなければならないものだが、Jリーグを目指したいと考えている選手であっても定期的に作成することが望ましい。
というのも、選手を探しているスカウトやエージェントは、毎日凄まじい量の選手情報を目にしているため、よほど知名度がある選手以外は、短い時間で自分の価値を充分に伝えられないとチャンスを失うことになるからだ。
筆者も過去に、
- 3分のプレー集動画がきっかけでJクラブの練習に呼ばれた選手
- エージェントが動画を見つけて海外クラブの契約を勝ち獲った選手
- オファーがあったにも関わらず、プレー動画を集めるのに一ヶ月かかりタイミングを逃してしまった選手
- 4年生になってからPV・CVを用いて活動し出したため、既に大半のクラブの獲得枠が埋まってしまっていた選手
など、PV・CVの有無が進路に大きく影響を及ぼす場面を見てきた。
自らの可能性を広げるために、最低でも半年〜1年に1回は自分のPV・CVをアップデートしてチャンスに備えよう。
スカウトプラットフォーム『MICANGA|ミサンガ』は誰でも無料で簡単にCVが作れるオンラインサービスです。是非ともまずは以下URLから自分の選手プロフィールを作成しましょう!
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